先日ハプスブルク展に行ってきた!と投稿しましたが、その続きです。
↓先日の過去記事。
先日は、高校の世界史でハプスブルク家のことを学んで以降、とても興味を持っていた僕が、妻とハプスブルク展に行って、良かった~!と思った感想を述べました。
で、帰宅後、事前には想定していなかった変化が現れました。
というのは、うちの娘たち(小5、小3)が、ハプスブルク家や、歴史に少しだけ関心を寄せるようになったのです。
どういうことか。
上述したように、ハプスブルク家といっても、みんながみんな馴染みがあるわけでもないでしょうし、なんなら妻も、僕が誘わなかったらたぶん行かなかったと思います。ハプスブルク展に行くのは、全くの個人的関心から出たものであり、それ以上の意図を持ったものではありませんでした。
なので、個人的関心から、おみやげコーナーにあったハプスブルクぴあという雑誌を買って帰ったのですが、まず、それに次女が異様な関心を寄せ始めました。
家のソファやテーブル、ベッド、自分の部屋等、どこに行くのでもその雑誌を持って歩き、絵画やその解説、漫画を見ています。読めない漢字があったり、解説でわからない内容があったりすると、
「パパ~、これってどうゆうこと~??」と聞いてきます。
ギロチン怖いね~とかこれは昔の王様だよ、とか、このおじさんの目の先にキリストが書かれてるんだよ、とか解説してやると、目を見開いて聞いています。
また機会があれば書きたいとは思うのですが、次女は本当に勉強が嫌いです。毎日やる公文もピアノも後回しで、いつもスライム作りやユーチューブ、福笑い、けん玉ばっかりしています。あとはめるちゃんという、3歳の子どもが遊ぶようなお人形で遊んだりしています。娘は小3です。
僕はそれはそれでいいと思っていますが。
それが、思いもしなかったきっかけで歴史や絵画に強い関心を寄せ、自分から色々わからないことなどを聞いてきます。僕が大学の卒業旅行で行ったウィーンの写真を引っ張り出してきて、これがマリアテレジアの像だよ!とか、これがモーツァルトだよ!とか教えてやると、これまた目を見開いて「すご~い!」と言っています。
で、次女のリクエストに応じ、マリーアントワネットの歴史漫画と、ベルばらを1~5巻まで買ってやりました。そしたら追加でマリアテレジアの歴史漫画も欲しいとのこと。amazonで買ってやりました。
一緒にベッドで寝っ転がってハプスブルクぴあを見ていると、
「Aちゃんね~、こうやってパパと絵の本をみるの大好き!」と言います。
そうか、と思いました。高校とかで学ぶ「歴史」とか「絵画」から入ると堅苦しいし勉強だし、全然知識、興味として入ってこないけど、こういう入り方ってあるんだよな~、と思いました。
↓自宅ソファでマリーアントワネットの漫画を見る次女。
で、娘に
「ハプスブルク展一緒に行く??」と聞いたら
「行く行く行く!!!」とのこと。
昨日(土曜日)次女と二人で行ってきました。
マクシミリアン1世の肖像画を見て
「500年以上前に生きてた王様の絵だよ」
「すごい~!」とか、
同皇帝の甲冑を見て
「この王様のサイズに合わせて作ったんだよ」
「すごい~!!」とか言います。
で、
「あ!!!」といい、バタバタバタと駆けていったその先にはマリーアントワネットの大きな肖像画がありました。
しばらくその場を動かずに、ずーっと見ていました。
色々次女なりに感じたことがあるのでしょう。感じたことを覚えておいて欲しいな、と思いました。
あとは、
「Aちゃん、これってどういう絵だったか覚えてる?」と聞くと、
「うらぎりものがいて、キリストにキスをするとそれが合図で、兵隊がキリストを捕まえる絵?」とか、
「この人たちはほんとうは神様で、おじいさんおばあさんがそれに気づいて、おばあさんが1匹しかいないガチョウを殺して神様にあげようとしたら、神様がそこまでしなくていいよ、といってる絵?」とか・・・。
ハプスブルクぴあで教えたことを全部覚えているという・・・。
子どもって吸収しますね・・・。ほんとに驚きます。
他にも有名な絵画や小物、フランツ・ヨーゼフ1世の使っていたピストル等を見て感動する次女。
おみやげコーナーで絵はがきとマルガリータ・テレサのポスターを買って終了。
大変充実した土曜となりました。
充実というのは、上述したように次女は、学校のテストとかはちゃんとやるのですが、宿題もいやいやだし、たぶん勉強自体には大して興味ないんだろうな、というのは感じていました。
絵を書いたり色々なおもちゃで遊ぶことが大好きで、感性で動くタイプだろうなと思っていたので、将来何か興味を持つものがあれば、それを大事にしてくれればいいな、とは思っていました。それにしても「歴史、絵画!?」と思いはしたものの、こういうふうにスイッチが入るんだ!と知ることが出来たことは、僕にとって大きな収穫でした。
まぁ、瞬間風速的に、今たまたま一瞬だけ興味を持っているだけのことで、もう少ししたらまた他の分野のことに興味をもつのかもしれませんが、それにしても今回の次女のスイッチの入り方と、関心の持ち方は僕にとって非常に意外なものでした。
歴史や絵画に今後も興味を持ち続けるのであれば、それはそれで色々な支援はしてやりたいし、または、他の事に興味が移るのであれば、本人が好きになったことならばそれはそれでいいんだろうな、と思いました。
もう眠さが限界なので、長女編を別途書こうと思います。