最高でした!
ハプスブルク展です。
ハプスブルク家最高です。金持ちすぎます。世界史勉強しておいて良かった!!
皇帝が着ていた甲冑や、すごく細かい金細工で出来た入れ物、そしてマリア・テレジア、マリー・アントワネット、フランツ・ヨーゼフ1世の肖像画、肖像画に書かれた小物等、どれもこれも迫力がありました。
あとは、教会に農民が集ってお祭りをしている風景の絵など、当時の人たちも飲み食いしてパーティーで盛り上がってたんだなぁ、今と変わらないなぁとか、一般の人たちへの宗教や帝国の統治の浸透度合いとかがわかって若干その時代にタイムスリップしてしまいそうになりました。
マクシミリアン1世の甲冑なんか、足の形とかふくらはぎのふくらみ、ウエストのくびれ等、実際に着用していた皇帝のサイズに合わせてフルオーダーメイドで作られているのがわかり、(平民の)目の前に500年以上前に生きていた皇帝が実際にいる!という感覚になりました。
2020年の1月26日まで、東京、上野の国立西洋美術館で行われているので、高校で世界史を学んでいた方は全員、もしくは興味のある方、ぜひ行ってみてください。
さて、このハプスブルク展、ふとしたきっかけで無料招待券を2枚もらったので、娘たちが学校の日に、妻と二人で行ってきました。
僕は世界史を習っていたことと、また、苦節5年(留年・・・。)の大学生活を経て卒業旅行でヨーロッパに行ったとき、ウィーンにも立ち寄り、シェーンブルン宮殿とか、ハプスブルク家の支配力の大きさや華やかさにあこがれていたものでした。双頭の鷲!かっこいいですよね。
↓上野の国立西洋美術館
↓展示室に入る直前。展示室は撮影NGです。
「撮影NG」理解はするのですが、やはり個人的には写真撮りまくりたいです。写真を撮りまくってSNSにUPしまくりたいです。
でも例えばマリアテレジアの肖像画等、書かれた側は当時、当然写真も無く、自身のリアルな肖像画を自分の家(宮殿?)に飾り、同じような高い身分の限られた人たちに見せることで自分の権威付けに利用したり、同家の子孫に自分の功績を伝える目的でこの絵を書かせたんだろうなぁ、と思うと、僕みたいな平民すぎる40才男性が携帯のカメラパシャパシャやって変なSNSに載せられるとか、お前ふざけんなよとか思うだろうし、本人(マリアテレジア)の心情を察するに、この点に限っては写真撮影NGというのは理解できる気がします。
さて、余韻に浸っておみやげコーナーで例によって色々買ってしまいました。
妻はきれいな肖像画がデザインされた箱につめられたクッキーを買いました。
「家ついたら紅茶入れて食べるんだ~!」とのこと。
「もしかしてヨーロッパの貴族たちの優雅な暮らしにあこがれちゃったの?」と聞いたら図星だった様子。スーパーで買った紅茶とクッキーで神聖ローマ帝国時代の貴族になれるなんてコスパ高いです。
事前に妻が書いてたカレンダーの予定には「ハプルブルク展」と書いてありました。聞いてみたら、そもそもハプスブルク家のことを知らなかったようです。これで貴族になりたいとかどうなんでしょうか。
僕は「ハプスブルクぴあ」という本を買いました。ハプスブルク家の主な家系図、肖像画、ベルサイユのばらの紹介等、色々な情報が満載です。展示会がとても良かったので、あーよかったな~、と思い、自分用に購入しました。
で、この本が、意外なことに我が家の娘たちに若干の変化を与えているのですが、これはまた別の機会に書こうと思います。もう疲れました。